もともとは2階の一部が張り出したり、玄関まわりが少し引っ込み、入り口がアーチ状になっているデザインの住宅でしたが、1階も合わせてその部分を増築しました。
モルタルの壁は、デザインを自由にできますが、サイディング材の外壁は、大きなパネル状の材をはるため、の凹凸が多いデザインは向いているとは言えません。
凹凸を減らすことで、間違いのない施工性にすることができます。
屋根部分
オレンジのS形洋瓦でしたが、すっきりと軽いガルバリウム鋼板の断熱材付き金属屋根[スーパーガルテクト]に葺き替えました。
断熱材となる空気層を含んだフォーム材をアルミ材で巻き、ガルバリウム鋼板の裏に密着させた製品です。
金属屋根材だと気になってしまう雨音は、このフォーム材によって遮音されます。
下屋根部分には、長いベランダが設置されていましたが、いったん解体して外し、下屋根を金属屋根材でふき直し、戸袋を撤去。サッシをペアガラスのものに取り換え、外壁をやり直してから、ベランダを再設置しました。
ベランダ再設置の際、デッキ材とポリカ屋根材はお取替えさせていただきました。
内装部分
独立したお子さんたちが、お孫さんを連れて集まる機会が年に何回かあるため、皆が集まったときに広く使えるよう、和室リビングは置いてあった仏壇などの家具が、押し入れ部分に収まるようにしました。
サッシ部分は半間ほど増築しました。また、押し入れ上の天袋は解体しました。
2階の出窓部分は増築に当り、下部の物入を解体し、フラットにしました。
施工前にふかふかしていた床は全体的にやり直し、クロスも新しく張り替えました。
設備工事部分
お風呂
タイルを張った在来工法のお風呂は、LIXILのユニットバスへ。
採用いただいたのは[アライズ]という製品でしたが、[アライズ]は2022年の3月に[リデア]という製品にリモデルされました。
トイレ
2階にはトイレがありませんでしたが、寝室近くにあったほうが良いなというのは以前から思われていたことでした
今回の改築に当り、1階の既存トイレの入れ替えだけでなく、2階の押し入れをトイレに変える工事もさせていただきました。
キッチン
ブロックキッチンと作り付けだった吊戸を、新しいシステムキッチンにされました。
ガスコンロはガラストップタイプのもの、また換気扇もフラットなタイプのものをお選びいただきました。どちらもお手入れが簡単な製品です。
また、たくさんある小型調理家電がキレイに収まるよう、キッチンと同じ面材で作られた家電が使いやすいハイフロアキャビネットもご用意させていただきました。
ユニット内に置いていても、炊飯時の蒸気が逃げるような仕組みになっています。
採用建材
- ウォッシュレット一体型トイレ 👉 TOTO/ZR1シリーズ
- システムキッチン 👉 LIXIL/シエラS I型2550
スライドストッカー/シロッコファン - 玄関ドア 👉 トステム/ジエスタ2 P11型 ラスティックオーク
- フロア材 👉 Panasonic/ベリティスフロアーS ハードコート
- 外壁材 👉 ニチハ/センターサイディングFB型