外壁の膨らみを気にされておりました。
細かいヒビなども入り、地震などでの耐久性も気になるところです。
塗装でのリカバリーはなかなか難しいため、今回は金属外壁サイディング張り工事を提案させていただきました。
雰囲気がガラリと変わり、新築以上の仕上がりとなりました。
サイディング作業工程
外壁についた給湯器やエアコンホースなどの付帯物をいったん外し、作業していきます。
モルタルの外壁にヒビがあるところは、シーリングで補修していきます。ヒビが入ったところに水が入って凍ったりすると、このようにたくさんのヒビができてしまいます。かなり補修が入っていますね。金属サイディングは、吸水性がまるでないため、浸水・凍結によるひび割れなどができません。
透湿・防水シートを張っていきます。
今回採用した透湿・防水シートは東レグループのSUPERコートMAXです。水蒸気は通しますが、雨水などは通さない優れものです。
また伸縮性が高いため、ちぎれたりしづらい耐久性の高い商品です。
その上にサイディングを掛けていく胴縁(どうぶち)を渡します。
金属サイディングは、パネル一枚一枚のはしっこが、洋服のカギホックのような、はめ合わせ(嵌合(かんごう))できる形状になっています。ですので他のパネル材のように、パネル材同士の接合部分にシーリングを施す必要がありません。長期間メンテナンスいらずなのも嬉しいところです。
エアコンホースや、給湯器などを戻し、各部分の取り合いに、専用金物を取り付け完成します。
屋根葺き替え工事
洋風瓦屋根から、金属屋根への葺き替えです。
まず瓦を下ろしていきます。屋根の上、足場上での作業はとても危険なため、作業に当たる職人はフルハーネスが必要となります。フルハーネスは、脚や腰・背に通し、滑落時全身を支える安全器具です。
瓦を留めていた桟木を外しいったん屋根をフラットにします。その上に構造用合板を張り、耐久性をアップさせます。
防水用のアスファルトルーフィングを敷き、上から屋根材を張っていきます。屋根材もサイディングと同じではめ合わせ(嵌合(かんごう))できる形状です。軒(のき)と呼ばれる屋根のすその部分から上へ順々に貼っていきます。
屋根材がぶつかる三角の辺となる部分に棟を作ります。貫板(ぬきいた)を張り、その上に専用の棟材を取り付け完成です。
屋根の葺き替え、上葺きの際は、雨樋(横樋)が作業に障るため新しく付け直しさせていただいております。
採用建材
- 屋根金属材 👉 アイジー工業
/スーパーガルテクト
Sシェイドモスグリーン - 外壁金属材 👉 ニチハ
/センターサイディング
FB型 深美彩アートブリック
ウォームベージュ(現在廃盤)