スーパープロガードフッ素―WRGは、フッ素樹脂と高耐候性酸化チタンの配合によりフッ素樹脂の【高耐候性】に加え、高耐候性チタンによる光触媒反応から発生する【チョーキング現象の抑制効果】を高めた1液水性フッ素樹脂塗料です。
塗膜保証が10年と長期でありながら、水性タイプのため、扱い易く、環境にも優しい塗料です。
ラジカル発生による白化(チョーキング)現象のメカニズム
①ラジカル発生
塗膜に太陽からの紫外線が照射されると、酸化チタン顔料周辺から、塗膜の大敵ラジカルが発生してしまいます。(光触媒反応ともいう)
②塗膜の分解
発生したラジカルが、酸化チタン顔料周辺の有機物(塗膜)を分解するため、顔料周辺に空洞ができてしまいます。
③分解の進行
酸化チタン顔料周辺の塗膜の分解が進行し、空洞が経年とともに大きくなります。ついには、酸化チタン顔料がむき出しになってしまうのです。
④チョーキング
触ると、分解された塗膜や露出した酸化チタン顔料が粉状となって付着するようになってしまいます。この状態をチョーキング(白化現象)といいます。
ラジカル制御技術
酸化チタン顔料の表面に、高耐候性特殊コーティングをすることによって、塗膜に太陽からの紫外線が照射されても、ラジカルが発生することがほぼなくなりました。スーパープロガードフッ素-WRGには、このラジカル制御技術を採用しています。
硬いけど、割れにくい
一般的にもフッ素樹脂塗料は、汚れにくく、高耐候なのが特徴です。しかし、硬すぎるが故に建物のしなり等に弱く、割れやヒビが入ってしまうことがあります。スーパープロガードシリーズのフッ素は経年で起こるしなりによるワレなどに対応させるため、屈曲性をもたせました。