屋根の上葺きの施工事例を、工程付きでご紹介いたします。
1.棟板金など付属物撤去
棟板金や雪止め金具などを撤去すると、平たくなります。
平たくなったスレート瓦の上全面に、防水用のルーフィングを敷いていきます。
3.ケラバ水切りの処理、谷板金設置
末端部分や屋根材を重ねていくとき、水の流れが一番最後になる部分を先に貼っていきます。
4.屋根材の貼り付け
屋根材も、下から上に貼っていきます。障子紙と同じですね(*´ω`*)
5.最後に棟板金を設置
完成です(^^)/ 採用建材:アイジー工業 ガルテクト
金属瓦などで新しい屋根にする場合、【葺き替え】と【上葺き】と2種類の方法があります。
主に【葺き替え】は、屋根材を丸ごと取り替える方法。【上葺き】は、その名のとおり、元々の屋根の上に、新しい屋根材を葺く方法です。これには元々の屋根材が金属ではない平たい形状、つまりスレート瓦(コロニアル)の屋根である必要があります。
【葺き替え】する場合に必ず必要な瓦の解体、積み下ろし作業は、人海戦術! ですので、処分費がかさみます。
その点、【上葺き】は瓦の処分費がかかりませんので、その分コストがかからないのが利点です。
また、古いスレート瓦の中には、アスベストが含まれている商品もあるのですが、現在アスベスト材の産廃処分費用は30坪屋根で20万円以上と非常に高額!!
上葺きすることで、飛散も抑えられるので、一石二鳥の工事方法なのです。